2010年2月25日木曜日

なすりつけたい

台本で行き詰まって、

じっくり考えるから駄目なのかも。
書きたいことはすでに中にあるはずだから、
荒くても外に出す、まずとにかく出す。

ということで、何がやりたいのかレコーダーに向かって喋ってみた。

ら、出てきたのは、なすりつけたいということだった。

発散、拡散することで癒される、
というのが前回の「家族アート」だったとしたら、
今回はきちんと対象を持ってそれにぶつけたい。なすりつけたい。

「はい、この手に負えないものパ~ス!」とふんわり送り出したところで、
受けてもらえなければそれはベシャッと地面に落ちるわけなので、
そうではなくてちゃんと確実に相手にぶつける。なすりつける。

どちらもより傷だらけになるかもしれないけれど、
膿が溜まるたびに掻き出すのではなくて、
しっかり傷になって、かさぶたになって、傷痕になってくれ。

と、思っているのか私?そうなのか?

2010年2月17日水曜日

スタッフさんたちと市田邸に行きましら

行きましら、ってミスタイプですけど、
「行きました」+「行ったのかしら」=「行きましら」みたいな感じで、
行ったのか、行ったかどうか定かじゃないのか、大丈夫か!どうした!
という感じがして気に入ったので残してみます。
あと、ほんのかすかに「猫まっしぐら」も混ざっているか。
いないか。
いないね。

最近はもっぱら正しくないことに興味があります。
わざと間違うようないやらしさはいらないのですが
(と言いつつ、私はつい非常に頻繁にそういう遊びをしてしまうのですが)、
本当に本気で頑張っていても100%の正しさからはいつだって逸れてしまって、
それが面白いし愛おしく感じます。

具体的にする作業が私は非常に苦手で、
今日はスタッフの皆様の頼もしさに小さく心打ち震わせていました。
具体的にしないと問題点が浮かび上がってこないので、
どんどん形にしてはこまめに修正し、作り直すという作業が絶対必要ですが、
どうもその部分がしんどく、
それは私が本当に改めなければならない怠け癖というものに他ならないのですが、
こういうことがしたい、こういう風にしたいというイメージの段階で
やわやわと遊んでしまいがちです。
でも、頭の中ではあんなに面白かったのに
いざやってみたら死ぬほど寒いということが本当によくあって、
私はそれがやってみるまで分からないので、とにかくやるしかないです。
(地獄温泉でそれがよく分かった)

今日は、私が「こうしたいです」と言うと「じゃあ出来るのはこれかこれですね」と
すぐに一段具体的なアイディアが返ってくるという感じで、
何かもうちびりそうに嬉しいと思いました。
何より、市田邸いいね!素敵だね!と言って、
建物の持ち前の場の良さをいかに活かしていくかという方向で
皆さん考えてくださっているのが喜びでした。

それは当然のことなのかもしれませんが、
最近思うにどうも私には「これはこうだからこう活かす」が不足しがち。
もしくはずれている気がします。
ズレというのはもっと具体的に正直に言えば、
「素材の性質を素直に活かす」に私の自己主張が入ってきてしまって、
何かやりたがってしまうということです。
でも後から見るとそれは過剰だったり蛇足だったりすることが多いので、
でも蛇足だということに気付くには多少間を置くことが必要なので、
こまめにどんどん具体的にする作業がやっぱり必要、
とこれを書きながら思いました。

市田邸は何とか文化財(有形文化財)なので、
建物の保存が第一ということで
やれることが相当制限されるぞー(釘打ちNGとか)
と覚悟していたのですが、
管理人の中村さんもすごく理解を示してくださって、
まぁ花火は案の定却下でしたが笑、
「これはこうやったら実現できますね」
「ここはこう使っていただいてもOKです」
「道案内にはうちにある着物の洗い張り板を使っていただいて」
と積極的にアイディアを出してくださって、非常に嬉しい有り難い。
そして中村さんは、市田邸が使われることを喜んでいらっしゃるのだなぁとも思いました。

前に三鷹でままごとの「わが星」を見たときに、
三鷹の森川さんが「劇場をこんな風に使っていただいて嬉しいですねぇ」
と本当に嬉しそうにおっしゃっていたのを思い出し、
市田邸の場合は劇場とはまた違った思い入れもあるだろうし、
そうそうそう言えば、
お家というのは人が住まなくなるとぺしゃんと潰れてしまうのだと聞いたことがあって、
でも市田邸は100年経ってるけどまだ全然潰れなさそうで、
とかそんな色々がざぁーっと去来し、
その間にもスタッフさんたちは各セクションの懸案事項をチェックしており、
結論としては、
私は本当に皆さんに対して感無量になっているばかりの役立たずのちんちくりんでした。

なんでこんなに何も出来ない私が中心になっているんだろと
今日ふと思ったのですが、
や、一人で全部できなくていんだいんだ、
私は台本を書き、とにかく稽古を頑張ります。
と思うことにしました。

2010年2月15日月曜日

ホンチラ




本チラシが完成しました!
絵は寺木南さんが、文字構成は森さんがやってくれました。
とても気に入っています。
見かけたら、どうぞお手にとって見てみてください。

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2010年2月5日金曜日

市田邸への道順

●JR上野駅・公園口から
公園口改札を出て目の前の道を渡り、左手に東京文化会館、右手に国立西洋美術館を見ながら直進し、右手の交番を過ぎると噴水広場に出ます。
大きな道路にぶつかるまで、右斜め前の方向へ進んでください。
大きな道路を道なりに進み、左右の東京芸術大学のキャンパスも過ぎると、左斜め前に二軒の日本家屋があります。
左の家が市田邸です。

●千代田線根津駅・1番出口から
階段を上がると正面に吉野家が、右斜め前にスーパーの赤札堂があります。
その間の言問通りを400mほど直進し、二つ目の「谷中六丁目」の信号を右折します。
(セブンイレブンとデニーズを通り過ぎたら行き過ぎです)
古着屋さんを通り過ぎ、突き当たりの道を左折。
左手に二軒並んだ日本家屋が見えてくるので、手前が市田邸です。

2010年2月2日火曜日

カリチラ


来週からは本チラシに切り替わります。
西尾家のプリンターよ、カラー印刷一週間分こらえておくれ。